放送番組審議会

9月(第21回)

概要

 8月で番組審議会の任期が切れたのをきっかけに委員二人が退任、一人を補充した。10月までにさらに一人を選任する。新たな任期となる11名の委員(うち一人は欠席)に望月社長から委嘱状を渡した。

 この日はテーマをしぼった番組講評ではなく、「最近の放送番組で感じたこと」について各委員が感想を述べた。話題は全般に及んだが、

  1. 岩手山の地震報道は過剰すぎなかったか
  2. アナウンサーに危険なリポートはさせるべきではない
  3. 再現シーンは誇大な表現が多すぎる
  4. 災害報道の場合はコマーシャルを整理できないか

などの指摘があった。

議事録

1.開催年月日     平成10年9月24月(木)

2.開催場所      株式会社岩手朝日テレビ本社演奏所会議室

3.委員の出席     

            委員総数   12名

            出席委員数  10名

  出席委員の氏名

    奥寺一雄委員長、大橋瑠璃子副委員長、大島正蔵委員、佐々木明子委員、

    佐々木友江委員、照井章夫委員、箱崎敬吉委員 箱崎安弘委員、

    三好京三委員、盛内政志委員

  欠席委員の氏名

    大堀勉委員、

  放送事業者側出席者名

    望月社長、桑折常務取締役、横舘報道制作局長、菊地技術局長、

    升谷営業局長、河邊営業局次長

4.議 題

  (1)10月の番組編成について

  (2)最近の放送番組で感じたことについて

  (3)次回の開催日および課題について

  (4)その他

5.議事の概要

 8月で番組審議会の任期が切れたのをきっかけに委員二人が退任、一人を補充した。10月までにさらに一人を選任する。新たな任期となる11名の委員(うち一人は欠席)に望月社長から委嘱状を渡した。

 この日はテーマをしぼった番組講評ではなく、「最近の放送番組で感じたこと」について各委員が感想を述べた。話題は全般に及んだが、

 (1)岩手山の地震報道は過剰すぎなかったか

 (2)アナウンサーに危険なリポートはさせるべきではない

 (3)再現シーンは誇大な表現が多すぎる

 (4)災害報道の場合はコマーシャルを整理できないか

などの指摘があった。

6.議事の内容

◎桑折事務局長

 皆さんお揃いになりましたので、第21回番組審議会を始めさせていただきます。本日から新しい任期になります。9月から向う1年間今日お集まりの皆さんにお願いしたいと思います。山口委員と瀬川委員は多忙であるということで、退任されました。瀬川委員の後任には農協中央会の参事である照井様にお願いすることになりまして、本日出席いただいております。山口委員の後任については今人選をいたしているところですので、次回までに補充したいと思います。

 それでは望月社長より一言ご挨拶申し上げましたあとに、皆様に委嘱状をお渡しいたします。

◎望月社長

 本日は第21回番組審議会にご出席いただきありがとうございます。台風7号の影響で日本の経済のようにさっぱり晴れる様子もなく、はっきりしない天気でありますが、テレビ業界におきましてもデジタル化問題も含めまして不透明な状態です。          先日、静岡朝日テレビの新社屋完成祝いを兼ねました系列社長会が静岡でありまして、参加してきました。どこの局もコマーシャルが前年に比べ減っているという状態で、この不況はすべての産業に影響しているのかなという感じがします。当社も色々と努力をしていますけれど、まだ不安な状態です。番組審議会の先生方にも色々とご協力賜りますようお願いいたしましてご挨拶にかえさせていただきたいと思います。

◎桑折事務局長

 それでは委任状をお渡ししたいと思います。

---------- 望月社長から委任状を渡す ----------

 よろしくお願いします。

 照井委員の経歴についてちょっとご紹介いたします。昭和19年のお生まれ、山形大学をご卒業され、昭和46年に農協中央会にお入りになりました。その後水沢支所長、盛岡支所長、組織経営部長、平成8年からは総務部長を務められまして、現在は参事でいらっしゃいます。よろしくお願いします。

◎照井委員

 よろしくお願いします。

◎桑折事務局長

 それでは奥寺委員長、議事の方をお願いいたします。

◎奥寺委員長

 では最初に10月の番組編成について升谷営業局長さんからお願いします。

◎升谷営業局長

 この秋からの編成については、テレビ朝日がVTRで編集したのもがありますので、それをご覧いただきたいと思います。

 この秋の編成では19時台の枠を強化します。月曜日の「禁断!ハダカの王様」、木曜日の「PAKU^2 グルメんぼ」、日曜日の「サンデーパワーTV」など若い人たちをターゲットにした番組が今まで弱かったので、若い世代、ファミリーを中心に、この秋には編成します。

 それからベルト番組ですが現在は水前寺清子さんがやっている「ワイドスクランブル」の司会者が10月から変わります。俳優の大和田獏さん、テレビ朝日のアナウンサー大下容子さんになりましてさらなるステップアップを謀ります。

 お手元に4ページの新番組一覧があると思います。これからご覧いただくVTRとあわせてご覧いただきたいと思います。

 単発編成につきましてはビデオをご覧いただいた後でご説明します。

----------  ビデオ視聴 ----------

◎升谷営業局長

 今ご覧いただきましたのが主なものです。もうすでにテレビ朝日40周年記念番組として放送したものもあります。お手元の10、11、12月のタイムテーブルをご覧ください。太枠で囲ってあるのが今度編成がえしたものです。ゴールデン前の「ANNスーパーJチャンネル」ですが、これが17時54分からのスタートに拡大しています。それから今ご覧いただいた「禁断!ハダカの王様」とか「チェンジ!」などもスタートします。今回のゴールデンタイムの改編率は約45.5パーセントです。プライム枠では34.1パーセントです。では単発一覧表をご覧ください。

1日(木)20時から「君の手がささやいている・第二章」。

2日(金)19時から「ミュージックステーション SPECIAL」などです。

4日(日)16時30分からは「サハラカップ職場対抗ゴルフ大会」。昨日、サハラカップの決勝大会を衣川の古都カントリークラブで収録しました。これはIATの制作です。

 次のページに移ります。スペシャルものがたくさんあります。

9日(金)19時から「パパパパPUFFY1周年記念・秋の激レア限定版」。これも若い人たちに人気の深夜番組でしてゴールデンに編成します。それから同じ日の21時から「驚き・ももの木・20世紀スペシャル 遥かなるダモイ」。それからゴルフや「ドラえもん スペシャル」、「人気者でいこう!スペシャル」など。

24日(土)15時から「紀文レディスゴルフ」。これは山形テレビの制作で、東北6県ブロックネットでの編成です。

25日(日)14時からは「テレビ朝日開局40周年記念 堺屋太一の平成30年」。などこれが10月の主な単発編成です。よろしくお願いします。

◎奥寺委員長

 ありがとうございました。質問してもいいでしょうか。テレビ局でいう「若い人」というのはどういう概念なんですか。

◎河邊営業局次長

 個人視聴率ではF1、M1というんですが、20才から34才の年代で、Fは女性、Mは男性を示します。その層を中心に編成しているのが今の情況です。

◎奥寺委員長

 それから堺屋太一さんの特番では今の立場とは関係なく話されるんですか。

◎升谷営業局長

 特別そういうことを意図はしていないんですが。

◎桑折事務局長

 これは就任前に発表した作品の映像化ですので、まだ就任前の立場ということですね。

◎奥寺委員長

 それでは最近の放送番組で感じたことをそれぞれお話しいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

◎大島委員

 早速ですが、8月下旬に水害があったとき夜中にテレビを見ていましたら、NHKとIBCはきちんと気象情報などを静止画像ではありますが、やっていました。他局はやっていませんでした。このあたりは準備されていればできるものかなと思いました。これが一点目です。もう一点、9月3日に岩手山の地震がありました。これは各社対応が大変だったと思いますが、結果的には岩手のイメージがマイナスになってしまった。広告代理店の方々に言わせれば、岩手県の対応をもうちょっとプラスイメージにするように改善する必要がある。昨日岩手山麓のペンション村のイベントがあったんですが、たまたま6チャンネルを見ていたら全国ネットでこのイベントのことをやっていて、実際には報道されているほど心配はないんですよということをやっていました。そういった意図は各局とももっているとは思うんですが、やっぱり全国ネットで流せるというのはすばらしいなと思いました。

 それから昨日「岩手の20世紀情報化時代と産業界の今後」というのをやっていました。ずっと見ていても非常に分かりづらかったんですが。内容は情報化の進展に伴って、これから産業がどうなっていくかということだったんですが、私は出身が関東なのですが、岩手のテレビを見ていますとどうしても「岩手、岩手」という切り口が多いなと思います。関東では例えば「栃木」という切り口はほとんどないんですね。「首都圏」とか「関東圏」とかになります。そういう意味では岩手の人は幸せかなと思う半面、ちょっと視野が狭くなるかなとも思いました、以上です。

◎奥寺委員長

 あの地震についても岩手山が噴火したと思っている人が多いですから、何か明るく報じてほしいと思います。

◎桑折事務局長

 それはぜひやらなければいけないことですね。県も安全面は大丈夫なんだということをPRするようですから。

◎佐々木(明)委員

 気が付いたことを申し上げます。まず台風の発生が非常に少ない年だといわれながらも一度発生すると矢継ぎ早にきていますけれど、その台風情報で時々危ないと思うのは、各局のアナウンサーがわざわざ台風の真っ只中の街とか防波堤にでて、「今はこういう情況です」と雨風に打たれながらテレビ放映しているんですが、果たしてそこまでわざわざ危険なことを承知で外に出て報告する必要があるのだろうかと思います。どこかの局でありましたよね、女性のアナウンサーが思いっきりビルから落ちて、大怪我をするという事故が。アナウンサーがやることとはちょっとはずれたことまで要求しなくてもいいのではないかと思う場面もありました。

 それからローカルニュースについてなんですが、周りに聞きますとあれは主に平日の30分枠にやっていますよね。これは普通のサラリーマンはめったに見る機会がないと思います。というわけでローカルニュースは土日休業ということになっていますが、土日こそローカルニュースを長い時間帯でやっていただけたらなという声がありました。最後に先週金曜日でしたか、「驚き・ももの木・20世紀」で私が個人的に非常に興味を持っている給食についてあのように取り上げていただく日がくるとは思いませんでした。ビデオで撮って永久保存版としてとっておきたいと思います。以上です。

◎奥寺委員長

 今の「危険な取材」についてはどうですか。

◎桑折事務局長

 十分に安全を見越してやってはいるんですが。この間のフジテレビの事件はちょっと不注意だったでしょうね。でも出来るかぎり安全に心がけてやっております。

◎佐々木(友)委員長

 今は厳しい時代で私たち建設業界も大変時なんですが、高校野球中継の時期は皆一心に野球を見ているときだけ大変なことを忘れて見させていただいていました。野球中継が終わって心のより所がなくなったような感じでした。そんなときに8月30日に横浜の松坂君の特集をやっていて、未来のある若者たちに何よりの贈り物をしてくれたという感じで見ましたし、その時のアナウンサーの声がよくて心と心をつなげているような大事な役目を果たしていたなと思いました。大人たちを瞬間的に17、18才に戻してくれたのではないかと思いました。こんな大変な時代にああいう番組が大きな役割を果たしてくれると思います。ああいう番組を見逃してしまったなら、何かまた見る方法はないんでしょうか。

◎桑折事務局長

 あれはNHKの特集でしたね。

◎横舘報道制作局長

 横浜に一ヶ所ライブラリーがありまして、そこに行けば見られると思うんですが、岩手ではちょっと無理かもしれません。

◎大橋副委員長

 2ヵ月の間、色々な局のものを見たという感じですが、いつか大堀さんもおっしゃったようにテレビ局もニュースにしろ他の番組を編成するにしろ大変なんだなということを感じました。どの局も時間の差さえあれ取り上げることは同じようなことですし、その中で何をどう取り上げて、それをどのキャスターが担当して、誰が解説者で誰がゲストでとかいったことに関心を持って私は見ました。                      その中で大変優れた番組だと思ったのは「驚き・ももの木・20世紀」です。ロバート・キャパ、赤塚不二雄さん、あるいは先程出た給食ラプソティーなど、見て、分かって、感動するという番組で、非常に優れているなと感じました。

 それからもう終わりましたが「大自然からのメッセージ」も大変感動しました。こういった番組が多ければ岩手朝日テレビを見る人も多くなるのではないかと思います。

 それから8月5日の「東北の夏祭り」ですが、これは東北各局の夏祭りの番組でしたが、岩手県のさんさ踊りは大変よかったと思います。カメラの位置が非常によくて色々な角度から写していて一番良く表現されていたなと感じました。

 それからこれは岩手朝日テレビではないんですが、「ジョガドール」という少年のサッカー番組があるんですが、サッカーだけやっているのかなと思ったら、9月7日に釜石工業高校の空手部のことを紹介していたんですね。あれは多分若い子たちは興味を持って見るんじゃないかと思うんですけれど、そういえば朝日テレビも「純情応援歌」というのがありましたよね。あれの後で何か学校や子供会を対象にした番組をぜひ続けてほしいと思いました。

 それからテレビ岩手の「サンデー+30」徳光さんが出ていた番組で、色々な地方であった事件などの紹介がありまして、その中で、北海道で男の子が友達に頼んで、女の子を襲わせて自分がそれを助けるといった事件があったんですが、その取材がヘリコプターまで飛ばしてやけに物々しいんですよね、殺人事件でもないのに。ゲストの方も「こんなに物々しく捜査するんですか。」と言ったらアナウンサーが「これは事件の再現ですので実際にはこれほどではなかったかも知れません。」と言っていたんですね。私の印象としてはどこの局でも再現するときは誇大表現が多いと思います。見てもいないのによくそこまで言えるなと思うことが多いと思いまして、ぜひとも再現しなければならないものかどうかということも考えなければと思います。テレビが与える影響なども考えるとそう思いました。

 誇大表現といえば「噂のファイル」ですが、ねずみのニコチン中毒を特集したときがありましたね。血がバッと画面を染めたりした表現がありまして、あそこまでしなくてもいいんじゃないかと思いました。

◎照井委員

 初めてなもので何を話したらよいかと思いますが、先程もお話に出ましたが、地震関係の報道についてなんですが、確か夕方の5時ちょっと前の地震でしたよね。私はサンビルにいましてかなり揺れたんですが、皆すぐ窓から岩手山の方を見ました。すぐにテレビを付けろということになりました。すばらしいなと思ったのは地震が発生して僅かの時間で各局とも地震の情報が流れていたということです。ただひとつ、これは民放の宿命だと思いますが、地震情報の際に必ずコマーシャルが入るんですね。そうするとチャンネルをまわしてCMをやっていない方いない方に回すわけですね。どうにもならないかも知れませんが、例えば一括して広告提供はこういう形でいただきましたというふうに整理できないものかなと感じました。以上です。

◎升谷営業局長

 緊急時のフォーマットも一応作ってあるんですが、各局ともスポンサーさんの了解を取り付けるのが難しいんですね。もちろんことと次第によっては一気にCMをやって、事後に承諾を得る場合もあります。そこら辺は事件の大きさ次第の対応ということになっています。

◎箱崎(敬)委員

 まず先程新しい番組の紹介がありましたが、「大自然からのメッセージ」をずっと見ました。例えば「宇宙船地球号」などの定期の番組でも人間や動物、自然との共生の問題を取り上げていますので、記念番組としては相応しい企画だと思いました。リポーターの3人の俳優やタレントがオーストラリアやアマゾン、ニュージーランドなど現地取材したリポートをスタジオのタモリや黒柳徹子さんなど交えて色々と動物を救うということを考えるスペシャル番組でした。絶滅の要因は密猟や開発や内戦など、大半は人間がかかわっているという点で、もっと再認識ということが強調されていいテーマであろうと思いました。アマゾンやニュージーランドなど取材の限界や製作費の問題などもあろうかと思いますけれど、もっと長期的な観察報告があればなおいいのではないかと思いました。それから今CMのことが出ましたが、この時数えてみたら8回ありました。やはりもう少しまとめたほうがいいかなという感じもしました。

 それから「驚き・ももの木・20世紀」の学校給食の回、私も多少関わってきたこともありますので関心をもって見ました。脱脂粉乳、先割れスプーンの問題、米飯給食の問題など興味深く見ました。今も食器の問題で様々議論をよんでいましたけれど、そういう面ではタイミングのいい番組だったと思います。こういう番組はまた企画をしてぜひ取り上げてほしいと思います。

 それから今まで度々でましたけれど、「トークいわて人」。これは毎週興味深く見ています。北上のかつら師の高橋司さん、この方は東北ではただ一人ということですね。あるいは金ヶ崎出身の歌手の木本有美さん、それから龍泉洞牛乳の野舘さん、私にはいづれの方も初めてなんですが、こういう方もいるんだなと非常に感心して見ています。これは続けてほしい企画です。以上感じたこと申し上げました。

◎箱崎(安)委員

 私は前回の升谷局長の番組の説明の中で力が入っていたように思ったのが2つありまして、ぜひ見てもらいたいというニュアンスだったと思ったんですが、ひとつは「ふるさとに会いたい」。もう一つは「サンデープレゼント 中国仙境の地 片岡鶴太郎黄山を行く」です。一つ目の「ふるさとに会いたい」ですが、仙台が住まいの満足度全国一位という紹介があって、その後その仙台の街づくりというのが、青森の三内丸山遺跡の街づくり、八戸の南部氏の街づくり、平泉の藤原一族の街づくりを参考にして作ったものだということを言っていました。この結び付け方が非常におもしろいなと思って感心しました。ナレーションの星野知子さんの声もよかったですし、とても評価したい番組です。

 それから「片岡鶴太郎 黄山を行く」は写真もすばらしかったですし、本当にいいところを紹介してもらったと思いました。さらにあの山を30年間も書き続けているという水墨画の名人とか、あるいは26年も撮り続けているカメラマンとかがいまして、知らないところも含めましていいものを見せてもらったなと思いました。

 それから「ワイドスクランブル」の霞が関のプール疑惑の話題で、建設中の新中央合同庁舎に地下プールを作っているという問題について、色々とやりとりをしていましたが、官僚というのはなんで正直にものを言わないのかなという印象を受けました。今とくにこういう官僚不信な時代なのですから、もっとリラックスできないのかなという感じを受けながらこの番組を見ました。以上です。

◎三好委員

 6時からの「スーパーJチャンネル」を妻に見てもらいました。フィリピン航空のこととか防衛庁庁内人事のことと、テニスの沢松選手のこと、パリの交通事情などをやっていたそうです。感想としては花巻のスポーツキャンプ村の特集が非常に趣旨がよくてよかったということと、アナウンサーは男性も女性もさわやかないい印象を受けたということと、カメラワークが見易かったということです。

 今朝5時20分からの番組で「二重マル健康テレビ」というのを見ました。この時間帯は眠れない人とか早起きの人が割によく見るものではないでしょうか。今朝は「食物繊維と成人病」という話題できちんと学者が図解をもって食生活による健康維持について説明をしていました。とてもよかったと思います。その時のCMは健康関係のものでした。思いがけない拾い物をした感じがします。

 それから今朝のサンケイにテレビ朝日のプロデューサー吉野さんというかたが書いておられました。「若ノ花、貴ノ花問題をフジテレビにスクープされた感じだが追い掛けていってなんとか追い付いた。しかしながらちょっと遅れた分CXに独走を許すことになりました。」というような舞台裏というかテレビの方々のご苦労が書いてありました。我々は勝手なことを言っていますが、大変な苦労をなさっているんだなと思いました。以上です

◎盛内委員

 最近のテレビ番組で見たものを申し上げます。「目撃ドキュン!」という番組がありますよね。私は言葉は悪いんですがこれはタイトルからして実は馬鹿にしておりまして、見ませんでした。この間見まして、これは意外に見せる番組だなと感じました。孤独な少年が36年ぶりに母親に再開したなど、これは取りようによってはちゃんとした番組なのではないかという感じがしました。これからも注意をして見ようかなと思いました。

 それから「ウイークリーいわて」、「トークいわて人」も2、3回見ました。「ウイークリーいわて」の岩泉牛乳の方がお話しているときにずっとアップで、顔がでていましたが、ちょとアップにしすぎていたと思います。

 それから先程も出ましたが、「片岡鶴太郎 黄山を行く」という番組は共鳴深く見ました。この片岡鶴太郎という人を私が初めて知ったのは歌手としてだったんですね。そうしたらだんだんタレントになり、俳優になり、この頃は絵も描くということで、この番組でも描いていましたし、才人だなと思いました。

 それから「学校の挑戦」という番組がありました。これは不登校の問題、中途退学者を受け入れる学校のことなどのことをやっていました。この番組も関心を持って見ました。 それから「はぐれ刑事 純情派」がありますね。昨夜もスペシャルでやっていましたが、これは必要以上の誇大アクションなしで、いわばアクションのない刑事物ということで健全な番組だと思います。こういう番組はぜひ続けてほしいと思います。以上です。

◎奥寺委員長

 ありがとうございました。最近の番組で感じたことにつきましては、以上で終わらせていただきます。

◎桑折事務局長

 それでは次回の開催日及び議題ですが、まず開催日は10月28日(水)、講評番組は土曜日の午前10時からの「ウイークリーいわて」でお願いしたいと思います。「このウイークリーいわて」について報道制作局長から簡単にご説明申し上げます。

◎横舘報道制作局長

 これは県の広報番組です。開局と同時に始まりまして、題名こそ変わりましたが、2年間続いている番組です。放送時間は土曜日の午前10時から15分間です。後で10月のラインアップをお配りします。県の身障者のスポーツ交流会や健康しいたけふれあいツアーを取り上げたりというのがあります。以上よろしくお願いします。

◎桑折事務局長

 今日皆さんからいただきましたご感想は11月19日に鹿児島で行なわれます番組審議会代表者会議に反映させていただきたいと思います。今回は奥寺委員長に出席していただきます。よろしくお願いします。

 それでは以上で第21回番組審議会を終わらせていただきます。ありがとうございました。

7.審議機関の答申又は改善意見に対して取った措置及びその年月日

 議事録をキー局と系列各局及び関係機関に送付した。

8.審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容、方法

 朝日新聞岩手版に審議の概要などを掲載。

 インターネットホームページに審議の概要を掲載。

9.その他

 特記事項なし。